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Ancou
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MIYABI

ANCOUは静岡に伝わる竹細工のブランドです。 300年以上の歴史のある駿河千筋細工は、地元の竹を使い、平らな竹を使う他の地域に対し、独特な技術で竹から丸ひごを製作し製品にしています。江戸時代には虫かごで人気を博し、現代では照明から小物にいたるまで日用品をつくっています。1873年にはウィーンで開かれた博覧会に出展し、高い人気を呼び多くの竹製品が海外に輸出されるきっかけになりました。工場は国からは 駿河千筋細工として2017年に伝統工芸品の指定をうけています。 ブランドは静岡の地元の管理された竹を素材に手作業による丸竹ひご製作から始まり製品を職人が一品一品作っています。小さな虫のアクセサリーから小物コンテナー、キャンドルホルダー、照明器具など多くのジャンルにわたる日常生活品を、古くからの伝統を守りながら現代の生活にマッチした製品を作り続けています。 ブランドデザインディレクション/ Takumi Shimamura・QURZ INC. 竹の系譜日本と竹の関わりは古く、3500年前から竹製品が出土されています。竹は日本には身近な素材で、1日に1mも伸びるほど成長も早く、軽くて加工性が高いので、作物の収穫時は背負い籠や腰籠など用途にあわせて職人に頼んでつくり続けられてきました。伝統的な日本家屋には壁の中の補強材として床材として、日用品の茶道具から華道具、笛や尺八などの楽器、竹刀や弓など、生活や文化に根ざした素材です。管理の行き届いたお寺の竹林などは日本に美しい風景をもたらしてきました。しなやかでいて強く、多岐にわたる用途に活用できる竹はまさにサスティナブルな自然からの恵みであり、日本文化の伝承や人々の暮らしに欠かせません。